漫画学科在校生、続々と受賞のお知らせ!!
公開日:2016.11.22
今月に入っても夏の持ち込みツアーに参加した学生達の嬉しい受賞結果が各誌で続々と発表されています。
まずは漫画学科2年の中松海人くんの作品『ジュラ紀女子高生じゅらいどうジュラ』が現在発売中の講談社「週刊少年マガジン」51号で佳作を受賞しました。外見は恐竜、でも中身はとっても乙女な恋する女子高生のじゅらいどうさん。隠しきれない想いが募り、ついに片思いのようすけくんに気持ちを伝えようとするも、その外見から上手くいかず……見た目と今どきの女子高生会話とのギャップがツボな楽しい作品です。なお、この作品は現在、講談社週刊少年マガジンのHPにweb掲載されています。ぜひご覧くださいね。
また同じく講談社「週刊少年マガジン」51号で奨励賞を受賞したのは藤井那帆さんの『盲目リベンジ』です。その辺の不良など足元にも及ばないほど腕っ節の強い雛村晴。だがそんな彼にも天敵がいた。女だてらに空手を習い生徒会長で風紀を取り締まる小熊はことごとく雛村に食って掛かる。だがある日そんな彼女の弱点を知った雛村は……。不器用で純情、駆け引きゼロの恋愛ストーリーです。
そしてスクウェアエニックス『月刊Gファンタジー』12月号で奨励賞を受賞したのは落合遥さんの『嘘×恋ランデブー』です。罰ゲームで万年マスク男の多田先輩に告ることになった朱莉。断られると思いきや、OKされてしまってさぁ大変。つれなくあしらいフラレようとするもどうにもどれもこれも空振りで……。女子の自分勝手で小悪魔的な「あるあるエピソード」が新鮮で面白い作品となっています。
最後に講談社「週刊ヤングマガジン」49号で期待賞を受賞したのは藤原文明くんの『女衒の朱雀』です。きっかけは「お金を稼ぎたい」という単純な動機から。だが知らぬ間に深い闇の世界にはまっていき、気付いた時には身動きが取れなくなっている女たち。女衒の目を通して闇社会の仕組みに切り込んだ作品です。
今回の受賞作はどの作品にも共通して、作品を作るにあたっての作者の強い思いが見られました。それはキャラクターであったり、読者を笑わせたい、楽しませたいという動機であったり、自分の興味のあるテーマであったり。作品を作る上で、実はそういった核となる強い思いが一番大切だったりします。これからも楽しい作品を期待しています。頑張って下さいね。