学生からの挑戦状①【透明感が出ません】

公開日:2024.02.17

コミックアートコースの学生からとある質問が寄せられました

 

学生「透明感が出ません!どうすればいいですか?」
そんな質問と共に送られてきた一枚のイラスト……

本日はそんな質問に答えていこうと思います!

 

先生「学生くん、まずはどんな透明感欲しいのか教えてほしいです」

 

学生「えっと大人っぽい印象で、柔らかい光が当たってる感じで……」

先生「なるほどなるほど……」

 

学生「髪も一本一本描いてないにせよ重なり感があるイメージです」

学生「あとは、本当はもっと描きこみたかったんですがどうすればいいのか

わからなくなってしまって」

 

先生「うんうん、何となくわかった気がします。」

学生「本当ですか!」

先生「はい!では早速解説していきましょう!」

学生「ありがとうございます!」

 

 

 

 

先生「学生くんの絵には反射光の描写がなかったので、それで環境光の印象が弱くなって

しまったのかなと思います。

それから、影の色を一色に限定してしまったせいで描きこみにくそうな印象を感じ

ました。落ち影を描きこむ際に色数を増やすと塗り込みがしやすいはずです。」

     

①ベースの色を塗った後、光の印象が判るようにエアブラシでムラを作る

②光源に準拠した落ち影を描きこむ。影の色は色相を少しずつ変えてムラを出す

 

学生「すでにかなりイメージに近くなりました!肌の色ってこんなにしっかりした

色で塗ってよかったんですね……」

先生「ベース色が明るすぎるとせっかく描きこんだ光が目立たなく

なってしまうので、光を印象付けたい絵ではベース色は気持ち濃いめ

に塗った方が塗りやすいと思います。」

 

先生「次に目と髪を塗っていきましょう。大人っぽいイメージが良いとの事

でしたので、高彩度の色だけで塗らず、低彩度の色も使った方がいいですね」

③暗い色が高彩度になるように色を選んで塗る。

目を印象付けたい絵ではないため描きこみすぎにならないように気を付ける。

④髪のベースになる色を置き、光源を意識しながらムラを作る。光の色はイメージする環境光の色に合わせる

⑤髪の重なり感を演出するため、透け感のあるブラシでテクスチャを付ける

 

学生「すごくいい感じです!髪の重なり感も水彩絵の具みたいでかわいいです!」

先生「喜んでもらえてうれしいです 髪のテクスチャはこのままでは荒すぎるので

汚いところを描きこんで綺麗にしていきましょう。」

 

描きこんで……

 

 

 

完成!

学生「わーい!かわいい!塗りだけでこんなに印象が変わるんですね!」

先生「今回の塗りもあくまで一例ですので是非いろんな塗り方や描き方に挑戦してみてくださいね」

学生「はい!」

「では課題の締め切りがまずいのでそろそろ失礼します!また質問に来て良いですか?」

先生「もちろんです!」

 

と、いうわけでいかがだったでしょうか?

今回は【透明感が出ません!】という学生からの挑戦状でした。

次はどんな挑戦状が届くやら……

 

 

 

学生からの挑戦状①【透明感が出ません】 完

コミックアートコース

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