学生のみなさん、保護者の方へ

社会環境がめまぐるしく変わる現在、学生の社会貢献に対する考え方や形も多様化してきております。専門学校を卒業後、就職することが当たり前だった時代は終わり、卒業後の進路も多種多様となり、複雑化しております。そのような中で、私たちはキャリア支援をどのように行えば、学生たちが社会のニーズにお応えできる人材に変化・成長してもらえるかを考え、日々学生と関わっております。

専門学校の存在意義は、学生に実践的、専門的な技術や知識を提供し、社会や地域に貢献できる人材を育成することで、学生と社会との懸け橋になることだと思っております。
昨今、デザイン業界を取り巻く環境はテクノロジーの発展により、大きく変化しています。これからは限られたスキルを身につけるだけでは活躍できません。本校は時代のニーズに合わせて、多彩なスキルを使って課題を解決できるフレキシブルな人材を育成するために、領域を広げた学科編成を行いました。

キャリアサポートセンターでは、一人ひとりの学生が自分の適性や希望に沿った進路を主体的に選択できるよう、多彩なセミナーや個別相談、学内企業説明会等を通して、学生と社会を繋げる支援をしています。
学生は専門的な知識を身につける中で、様々な職業を知り、その知識を深めていきます。そこから、志望する職業に対して自分の能力をどのように伸ばすか、どう適応させるかを一緒に考え、サポートしています。

相談に訪れる学生の思いもさまざまです。
・幼い頃からの「ゲーム会社で働きたい」という夢を現実にするために、ひたむきに技術を学ぶ学生
・「絵が好き」という思いで入学し、専門的な知識を身につける中で「絵を仕事にしたい」と思うようになった学生
・デザイナーになりたいと思い入学したものの、仕事の厳しさに直面する学生
・今の自分の技術力では社会で通用しないと断念する学生

自分の選ぶ進路に対してさまざまな気持ちを持つ学生と関わる中で、学生が納得して自分の人生を決断することの難しさを日々実感しつつ、学生が就活を通して思い悩む中で成長していく姿に感銘を受け、キャリア支援をさせていただいています。
学生、企業、保護者の皆様の多様なご意見を真摯に受けとめながら、教職員が連携を取り一丸となって学生の指導に取り組んでまいります。
どうか、上記趣旨をご理解くださり、本学の「キャリアサポートセンター」を有効にご活用くださいますようお願い申し上げます。

大阪総合デザイン専門学校
キャリアサポートセンター
前田　悠治