現在、デジタル作画グループに所属し、原画を担当しています。ジェー・シー・スタッフに入社して驚いたのは、単純に個々で作業にあたるのではなく、チーム内で作品への理解を深め、意見交換しながら全員で一つの作品を作っていくところです。あたたかい助け合いがあるので、作業が大変なときがあってもこの仕事を続けたいと思えます。また、努力した分だけ上司も評価してくださるので、作画への意欲がどんどん湧いてきます。
入社当初は動画、2年目からは第二原画※2を担当していましたが、現在は主に第一原画を担当しています。演出と担当話数やパートの打ち合わせをし、LO(レイアウト)作業を行い、チェックを受けながら進めています。初めて第二原画の作業やLO作業を行ったときは、その都度新しいルールや技術を覚えなければならず、戸惑うこともありましたが、先輩方がフォローしてくださったおかげで、スキルアップしていくことができました。
※1 第一原画:レイアウトやラフを制作
※2 第二原画:第一原画の修正やキャラクターの描き込みなどを行う
大阪総合デザイン専門学校に入学した当初は、描く技術に自信が持てなかったのですが、ひたすらクロッキーやデッサンを重ねることで、描写力がアップ。苦手意識がなくなると、次第に描く楽しさを感じられるようになりました。この学校は、学生の努力する姿勢を見逃さずにサポートしてくれて、可能性を広げてくれる場所です。努力を重ね、その成果を信じ、まわりと自分を比較せずに突き進むことが、夢の実現につながると思います。
1986年よりTV・劇場用アニメーションをはじめ、ゲーム・遊技機、CM、PRアニメーションも手がける制作会社。ジャパン・クリエイティブ・スタッフという社名が示す通り、クオリティと面白さを全力で追求し、満足と感動を与えられる作品を発信。代表作は、「とある魔術の禁書目録」(とあるシリーズ)、「アイの歌声を聴かせて」「ミュークルドリーミー」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(ダンまちシリーズ)など多数。
(C)真島ヒロ/講談社・NTV
(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会
(C)2021 SANRIO CO.,LTD. ミュークルドリーミー みっくす製作委員会・テレビ東京
もともと絵を描くことや、アニメーション作品を観ることが好きだったので、アニメーターになることを目指して、大阪総合デザインに入学しました。在学中は、アニメーターに直接必要な技術だけでなく、アニメ制作全般をトータルに学ぶことができたので、作画だけにとどまらず、仕上げ業務まで行う今の会社での仕事に役立っています。
私が携わった作品は、TVアニメ「キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~」のほか、2024年4月放送予定の「Re:Monster」など。エンドロールに名前が出ると、とても励みになります。
入社して以来、描く枚数が徐々に増えてきているので、今後は先輩方のようにもっともっと多くの枚数が描けるようになりたいです。努力すれば、いつかアニメ会社で働くことができるので、皆さんもぜひチャレンジしてください。
1975年設立。社名のディーンは最初に手掛けた作品「勇者ライディーン」が由来となっています。仕上げ会社としてスタートし、その後、アニメーション制作会社としてTVシリーズを中心に劇場作品、CF、ゲーム用アニメーションなどを制作。 2020年には創立45周年を迎え、これからもアニメーション制作会社として歩みを止めることなく挑戦し続けます。代表作品「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」「映画 佐々木と宮野-卒業編-」「七つの大罪」「この素晴らしい世界に祝福を!」他多数。